2008年02月19日

悪魔の紋章

仕事で足代わりに活躍中の「マイ原付」のエンジン焼き付いた・・・

快調に走ってたのに、キュキュ、という音とともに急停止。
「あれなんか嫌な予感、この止まり方」
すぐにエンジンは掛かるけどちょっと走ったら同じこと。

勘は当たってました。

あ〜やっちゃいました。
焼きエンジン一丁上がり〜

そー言えば2サイクルエンジンのくせに今日はマフラーから煙がでてなかったよな〜、と思い返す。
というわけで調べてみるとエンジンにオイルを送るポンプのギヤが外れて供給ストップしたのが原因でした。

さて修理に掛かろう。

まずはエンジンまでたどり着くまでのカバーを外そう。
1010101.jpg
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ここがエンジンの一部
この部分でピストンが上下して出力してるわけで・・・
1010102.jpg
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そのピストン。
本当はぴかぴかの部品のはずが、この無残な姿に。
これを「悪魔の紋章」と呼んだりします。
1010104.jpg
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ピストンが上下するシリンダーにも少し傷が
1010109.jpg
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自分の持ち物であるため、まあ使えるだろう、とピストンは新品部品をあきらめてピストンリング、というものだけを替えてなんとか延命することに。
1010112.jpg
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気持ちだけでもサンドペーパーで丁寧に傷を修復します。
お客さんの車ではこんな修理はしませんよ(笑)
自分の持ち物を自己責任で修理、ということです。
1010113.jpg
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リングを替えて元通り組み立てて、さてセルモーターを回す・・・
1010115.jpg
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エンジン無事掛かりました。
何台修理で分解したものを組み立てても、最初の一発目の動作がうまくいったときは感動します。
この感動のために仕事をしてると言っても過言ではないでしょう。

試運転も無事終わりましたが、やはりエンジンに力がまだ帰ってきません。
リングが落ち着いてなじんで来たので最近は元気になってきました。


ちなみにうちのお店はバイクの修理は原則行っておりません。
これはあくまでも自分の趣味として行ったもので、売り物にできるだけのノウハウもありませんので。
この部分だけはちょっと工具を持ってる素人さんと同じ。
なので工場の閉店後にこそこそと(笑)学生時代に戻ったような気持ちですがすがしい作業でした。





posted by てんちょー at 18:40 | Comment(2) | くるまのしゅうり
この記事へのコメント
最近のエンジンは、シリンダーライナーレスで
コストダウンを図っているのでしょうか?
写真程度の傷なら補修は全く不要なのですか?
Posted by 吉田英夫 at 2008年03月03日 18:54
最近の、というかここ十数年の乗用車ではエンジンにライナーはありません。
あるとすれば大型トラックのディーゼルエンジンぐらいのものでしょう。
なのでうちで十数年ライナーは見たことありません。
軽自動車でもオールアルミエンジンが主流ですからオーバーヒートは致命傷になります。

ちなみにこの原付のエンジンのシリンダーは鉄の鋳物で一体成形です。
2サイクルエンジンの場合この程度の傷は修正しなくとも何とかなります。(4サイクルはつらいかも)

原付などのエンジンは普通に使っていてもこの程度の傷を負ってるシリンダーは多いです。
またこれくらいの小さなエンジンは修正でなくシリンダーを新品にするほうがかえって安くなることも多いです。
Posted by てんちょー at 2008年03月03日 19:13
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