2015年06月09日

ダウンサイジングターボの意味

最近ホンダがやたらコマーシャルで訴えるダウンサイジングターボ

一昔前のターボという考え方は「パワー」というイメージ。

普通の車より走る=ターボ車は力がある=早い=価格が高い=燃費が悪い。

と言うイメージでした。



そもそもターボって何よ?っていう人が多いです。

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簡単に言うと、
排気ガスで扇風機を回して、それに繋がった別の扇風機が、エンジンに空気を

「押し込む」

この押し込むと言う動作が力を生み出すんです。

ストローでジュースを吸い込むときを想像してください。
もしストローの先にポンプが付いてて自分が吸い込む以上に送り込んできたらあっと言う間に口の中はジュースだらけでへたしたらあふれてしまうでしょう。
これをエンジンでやるわけです。
吸い込むだけでは限界があるので吸い込む以上に押し込むことによって排気量は上がったのと同じ状態を作り出すわけです。




扇風機の部分の動画を見つけたのでご参考に




「わざと小さい排気量エンジンを設計して、足らなくなった力をターボで補う」

これがダウンサイジングターボの意味です。

ターボ車は燃費悪いというイメージは「運転の仕方」とか「エンジンの制御」などでいくらでも変えることができるんですね。
余計に空気を押し込まない定速走行ではその排気量のエンジンになりますから排気量の少ない車は有利です。
力が要るときはターボで補い、それ以外は小排気量車として走る。


なんかすごい新技術のような雰囲気を漂わせてますが、日本ではもう平成初期から「軽自動車のターボ車」という形でずっと使われてきてます。
もちろん発売当時は「パワー」ばっかり宣伝してたのでそういうイメージはありませんが・・

日本では排気量で税金が決まるという仕組みがあります。
軽自動車であるための優遇措置を得るためには660ccという排気量を超えるわけにはいきません。
その限られた排気量の中でできるだけ力強く、かつパワフルに走るためにはターボ車が必須だったのです。

1500ccで64馬力の車

660で64馬力の車

1500ccの自動車税は34500円、軽自動車は10800円。

このからくりの中で必然的にターボは利用されたのです。
自動車税は500cc刻みで金額が増えるで普通車同士でも同じ事が考えられます。



1500ccの車をダウンサイジングターボにしたのが軽自動車のターボ車

とも言えます。





なんでもそれなりに連呼すると古い技術や発想でも新鮮に思えて「甦るのです」
すばらしい宣伝手法ですよね。
実はニッサンのノートは既にダウンサイジングターボではなくダウンサイジングスーパーチャージャーで先鞭を付けてますけどあまり話題に上がらない(笑)
前モデルは1500ccの自然吸気エンジンでしたが、いまは1200ccで1500ccオーバーの力を出してます。

告知の仕方でしょうかねえ?ニッサンもダウンサイジングという言葉をもっと前面に押し出せば良かったのかも。
その上、ハイブリッドより排気量を下げて燃費を稼ぐ手法を取ったヨーロッパの車からすると、このダウンサイジング発想は既に改良域に入ってて、日本はもう周回遅れ状態でのスタートです。
自分的にはやっと来たか・・・という感覚です。



ソニー損保がうるさいほどに「レッカーサービスが無料で付いてくる」と連呼した結果、ソニー損保だからレッカーサービスが付いてる、と言うイメージの定着に成功しました。
当時でも、どこの保険にも


もれなく”無料のレッカーサービスは付いてた”


にもかかわらず、です。



当事者から見ると当たり前すぎてあえて告知せず見逃してる部分にスポットライトを当てて、いかにも新商品、と宣伝する手法は中小零細企業の自分たちも見習えるような気がします。

う〜ん・・・日々精進ですね。







posted by てんちょー at 19:00 | Comment(0) | くるまのしゅうり
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