2020年03月07日

スズキ スペーシア・ハスラー ISG (オルタネーター) ベルト交換手順

スズキのSエネチャージ車のベルト交換

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Sエネチャージと呼ばれるスズキの燃費改善システムは、発進時や加速時にISGと呼ばれる発電機とモーターを兼ね備えたものでベルトを介してエンジンを補助します。

ISG(モーター機能付き発電機)
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リチウムイオン補助バッテリー
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電動自転車に乗ったことがある人ならわかりますが、電動自転車も常にモーターで走ってるわけでなく、発進時、加速時など力が必要なときだけモーターで補助してくれますよね。
つまりはあれを自動車ででもやってるんです。

モーターを補助にエンジンを助けるのでこれもハイブリッドのひとつの方式なのでスズキの場合これを「マイルドハイブリッド」と呼びます。
ニッサンのセレナも一部車種は同じ方式をとっています。

発電機をモーターのように使って走るための力を伝えるのですから、今までの補機類のベルトよりも力を伝える必要があり、ベルト自体の強度もベルトの張力を維持するのにいろいろ工夫があります。
裏返すと修理するには大変・・・
ということです(笑)

というわけでISGベルトの交換をします。

エンジンサイドカバーを外します。

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エアコン側のベルトは調整機構のないストレッチベルトなので外すときは切断するか専用工具で外します。
この写真の白い工具が「外すための専用工具」です。

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ISGベルトの張力を維持してるテンショナーを緩める専用工具です
これがないとテンショナーを壊す恐れがあるので揃えてありました。
(結構な投資)

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まずは白い工具を使ってエアコンベルトを外します。

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次が本命作業でテンショナーを緩めるための工具を取り付け、ISGベルトを外します。

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外れました。

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新旧のベルトです

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新旧で部品番号が変わってました

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外してじっくり点検しました。
すると2箇所ほど亀裂が見つかりました。
距離にすると4万qですが・・

噂には聞いていましたがISGベルトは日頃からとてもよく働いているので消耗が激しいとのことが実感できました。
一箇所亀裂が入ると加速度的に痛んでいきなり破断してしまうのでISGベルトはしっかり点検、早い目の交換が必要ですね。

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新しいベルトを着けるために来た道を折り返します。

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エアコンベルトを取り付けるためには黒い方の専用工具を使って取り付けます。

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エアコンベルトの張力は取り付けた時点で一定に保たれるためのストレッチベルトなので測る必要は無いのですが自分の知識のために音波張力計で規定値内に入ってるか測っておきます。

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ISGベルトの専用工具を外して交換は完了です。

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専用工具(SSTともいいます)は手元に有るとほんとに良い働きをしてくれます。
短時間できれいにそして確実に作業が出来るのでとても重宝します、がそれには投資が必要です。
全ての職業で言えることなんでしょうけど良い仕事をするには良い工具ですね。



というわけでスペーシアはこれ以外のもろもろの車検作業を終えユーザーさんの元へ帰って行きました。
そしてまた通勤の足としてしっかり働いてくれるでしょう。







posted by てんちょー at 15:28 | Comment(0) | くるまのしゅうり
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