2020年04月03日

エルグランド E51 ベルト交換の張力測定

ベルトの交換時の肝は張り具合

エルグランドのベルト交換

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エンジンにより発電機やエアコンコンプレッサーやパワステポンプなどの補機類に動力を伝えるのにベルトを使います。
ベルトは消耗品で、使っていくと摩耗して痩せ細っていき、いつが寿命が来ます。
いきなり破断するときもあれば最近の複数の山をもつベルトは「輪切り」になって寿命を迎えます。

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ベルトが摩耗すると交換が必要になります。
このエルグランドもベルトが寿命を迎えていたので交換します。


ベルトを交換するときの最大の山場は交換したあとの張力を調整すること。
貼りすぎでは補機類のベアリングが痛んだり、張りが足らなければスリップして加速度的にベルトが摩耗して寿命が短くなります。
このさじ加減がなかなか・・・

一昔前までは10キロの力で押して〇mmたわむのが訂正値、という基準でした。
けれどそういう基準は

「人によって感覚違う」

「指で張りを感じて合わせろ」

「慣れたら出来る」

というまさに、職人のカン、整備士の技量、で合わしていました。


ま、それも整備士個人の技術力と言えばそれまでで、出来る出来ないは個人差の範疇です。
が、いまだに行われているのも事実です。



うちのお店ではデジタル式の張力計を使ってベルトの張りを合わしています。
原理は「ギターのチューナー」と同じでベルトを指で弾いてその音程により張りの強さを数値化するというもの。
つまりは周波数を測ってそれを張力に置き換えます。

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その変換する公式があって(めんどくさいので詳しいことは省力w)その公式の当てはめる数値が3個あります。
その3個の数値は整備マニュアルに載ってるのでそこから入力して測定。
張力を所定の数値に合うまで微調整して作業完了。

ss-DSC_1513.jpg

数値としてで測れるので確実かつばらつきなく出来るので整備品質は抜群です。
これくらいでええかな?は一切なくなります。



エルグランドの場合、整備マニュアルには「周波数」が記載されています。
これがとても助かります。
音程=周波数が全ての源ですからそれがわかれば3個の数値は必要ないです。

ss-DSC_1507.jpg

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周波数で測定したエルグランドのベルト交換は完璧に終了!
これからこの方式でよりいっそう確実な整備をしていきたいと思っています。








posted by てんちょー at 01:06 | Comment(0) | くるまのしゅうり
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