2010年01月28日

MPV セルが回らないのでエンジンがかからない

マツダ MPV エンジンが掛かりません、との一報が・・・


このMPVは型式LW5W エンジンGY H13年式 走行距離92490キロ
エンジンがからないとの一報です。

問診開始。
するとセルが回らないとのこと、
けれどこの車は先日バッテリ上がりでバッテリーは新品。もちろんその時に充電系統の点検したのでその点も心配なさそう。
さて何が原因? ひょっとして半ドアでバッテリーが上がったのかな?などなど思いつつ電話を切りました。

とりあえず車を引取にいって、キーをONにするとメーター内のインジケーターは全て元気いっぱい。
「バッテリーはいけそうやよな」と独り言。
けれどスタート位置にひねっても確かにうんともすんとも言わない。

シフトレバーの位置を関知するインヒビタースイッチ本体かな?
キースイッチかな?
セルモーター本体かな?
いろいろ筋書きが頭の中にでてきます。

シフトレバーを注意深く動かしてみても掛からない。
スイッチをそーっと動かしていっても掛からない。
と、思ってごちゃごちゃしてるとなんとブルンとあっけなく掛かってしまった。

さてこれは大変(笑)
そうなると故障診断が複雑になってしまう。
変なもんで現場の希望をいうと、

「壊れてるなら原因がわかるまで壊れたままであって欲しい」

との願望が出てきます。


とりあえず工場に持って帰ることにしました。
帰ってからもなかなか症状が出ません。
とりあえずはセルモーター本体であれば、回りなさいと信号が来ても回らない場合断定ができますが、それもできず・・・

お客さんが「どうですか〜?」と、おいでになったので再度症状の確認。
するとお客さんが「数日前からメーターの中のシフト位置表示がレバーを動かしても、NとDとか同時に光ってることがある」という。
そうだとするとインヒビタースイッチ本体が怪しいなあ、と思いつつまだ断定ができません。


そうこうしてるうちに症状が出ました〜
そのときには「まわりなさい」信号が来てないことが判明。
キースイッチは大丈夫なのはわかってましたから、インヒビタースイッチ本体が悪いとまでわかりました。
じゃあまずインヒビタースイッチを探すと、冷却水ホースの下の方にありそう。
バッテリーを外して再度確認
s-P1010290.jpg

その作業途中になにげに冷却水のサブタンクを見ると冷却水が異様に減ってます。
s-P1010333.jpg

これも前回の入庫からの期間を考えると明らかに異常な減り方です。

・ホースの下あたりにスイッチがありそう。
・冷却水が減ってる

この2点で全てがつながりました。
漏れた冷却水がスイッチにかかってるのでは?、と。

やっぱり判断はビンゴでした。
写真左下の緑色に濡れているのがインヒビタースイッチ本体。
その斜め上、わずかにパイプが緑色にみえてるところが漏れてる場所です。
冷却水がスイッチの中に侵入して接点が接触不良を起こした結果、エンジンが掛からなくなったのです。
漏れてる箇所はこのホースと相手のパイプが劣化&腐食したための隙間からでした。
s-P1010324.jpg

s-P1010338.jpg

s-P1010340.jpg

s-P1010341.jpg

これが外したスイッチです。
s-P1010343.jpg

このシフトレバーの軸側隙間から冷却水が侵入してまずいことになったんです。
s-P1010345.jpg


エンジンが掛からない原因が「冷却水漏れ」にあるという思いもかけない結果でした。
なにげないお客さんの一言と、エンジンルーム全体を見渡したときに冷却水が減ってるということに気づけたことで、偶然とはいえ割と短時間で解決できて良かった〜

ただ原因はわかったものの、このホースの取替がとんでもなく困難な作業で、もうちょっと配管の設計を考えて欲しいですね。
ちなみにこの車、販売はマツダでもエンジン&ミッションはフォード製です。

エンジン&ミッションは外車なMPVです・・・・

正直外車であるMPVに耐久性&修理の作業性を求めるのは無理があるかもしれません。
このあたりの故障が起こりだしたらそのあと続いて高額修理が発生するMPVです。
ここらあたりで乗り換えを考えるのもひとつかもしれませんよ。
MPVあたりのミニバンは外国では意外に人気。
「古いから・・・」と言う昔の常識は通用しない場合もありますので一度買い取り査定をしてみるのもひとつかもしれません。


こういうネットの一括査定を利用すればお気楽に家にいながら値段がわかるかもしれませんよ。










JAFは2輪にも対応してくれます。 原付乗ってる方にもお勧め。

posted by てんちょー at 17:17 | Comment(2) | くるまのしゅうり
この記事へのコメント
上記と全く同じ現象です。
ちなみに修理費はいくらぐらいかかりましたか?
金額によっては買い替えを考えています。
概算でも結構ですのでお教えいただければ幸いです。
Posted by 山口 at 2012年08月24日 12:35
この部分に限りの修理は55000円でした。
スイッチとホース類、サーモスタットとサーモスタットケースあたりです。
ただし交換にはかなり手間が掛かります。
本来交換するような部位では無いからです。
そのくせ、金属では無くゴム製品を使ってるのでこんなことになるのです。


それ以外に、

・ ラジエーター水漏れ、

・ アイドリング調整用のバルブ、

・ 点火コイル、
などなどの修理が後日発生して、その都度修理して、これ以外に10万円ぐらい掛かかりました。
故障が落ち着いたあと半年後の車検時に廃車になりました。

全てはこのフォード製エンジンのウィークポイントですね。
車は日本車でもエンジン/ミッションがアメリカ設計なので外車を維持管理するほどの費用が発生しました。

ネット上でも冷却水漏れによるインヒビタ−スイッチ故障事例は無かったですが、ラジエーター水漏れなどはネット上にいっぱい事例があります。
つまりは同じところが故障してると言うことですね(笑)

このV型2500ccのエンジンはお金掛かります。
2300ccのエンジンは大丈夫みたいです。
やっぱり国産エンジンだからでしょうかね?
Posted by てんちょー at 2012年08月24日 13:56
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