2013年03月15日

車検してから変な音がする。

車検をしてから変な音がする、との再入庫です。

ワゴンR MH21S 平成16年式 走行2万キロ

変な音がするとはいうもののオーナー自身はそれがわからず、エンジンかけたときに家族が普段と違う音がするという。
お持ち頂いたオーナー自身がその音がわからないため話が暗礁に乗り上げてしまいました。
”掛けたとき”と”掛かってるとき”でも大きく診断が変わってきます。

持ってきて頂いたときにも怪しい音は無く、

「今鳴ってますか?」

というと

「鳴ってないと思う


「思う」って (笑)・・・・
そうじゃなくて・・・・もうちょっと情報くださ〜い、と思いつつ考えてるとオーナーは

「ちゃんと診といてや」

とあっさり車を置いて帰ってしまいました。


さて困った。
取りあえずエンジンを冷まして冷機時からスタートさせてみようかな。
と思いながらも取りあえず走ってみようと試運転に。

何回か交差点止まって加速時に「ビビビ」とかすかに音がしました。

「これでは!」と今までの「経験データーベース」から答がひとつ。
ワゴンRでこの型式で加速時に音、というとひとつ思いつくところがあります。
信号待ちでもかすかに音がしてます。
間違いないです。

それはエンジンが空気を吸うダクトです。

ss-P1060465.jpg

ss-P1060466.jpg


ここを止めてるプラスチックのピンがありますが、これがエンジンからの振動が伝わって7年過ぎたあたりから割れたり減ったりしてすきまが空いてきます。
そのすきまが微妙な状態になると激しく車体をたたいて音が出るのです。
完全に離れたりしたら音がしないのですがそのあたりが偶然のなせる技です。


このピンを交換したらあっさり音は止まりました。

ss-P1060467.jpg



音の原因がつかめてホッとしました。
これで症状は解決しましたが・・・・・・・・





車検後のクレームというのは心底ビビります。
整備ミスか,見落としか、などなど気弱な心に響きます(笑)

今回の場合ピンの状態を先回りして交換しなかった自分自身の気配りの失敗だったかも、と思います。
音がしてなかったり、故障してない部分の先回り修理は結構勇気が要るのですが、ちょっとした気配りでこういう事象を防げたのでは、と反省です。


「車検したのに」というのナイーブな時期・状態をまたしても痛感です。
うちで整備・試運転してる間に鳴ってくれてたら、という思いが満タン。


こういう場合もっと大きな問題は「車検したのに」ということの方がウエイトが大きいのです。
車に理解が少ない人の場合、車検とは車の隅々、小さなボルト、ビス一本まで点検が終わってると思いがちです。
実際そんなことしてたら車検代がいくらあっても足りません(笑)


親切に先回りしすぎると「過剰整備」と世間からたたかれた時期もあり、このあたりのバランスが自動車を整備するものにとって永遠の課題なのです。



難しいですよね。
価格と品質のバランスが・・・






↓↓ 以下陰の心の叫び(笑) ↓↓



もっと本音を言うと、車検に入庫する前日にこの音がしてたら


「変な音がするから車検の時に一緒に見といて」


とお仕事を引き受けて、


「音の原因がわかったのでちゃんと修理しておきましたよ」


と胸を張ってお車を渡せたのになあ。








posted by てんちょー at 15:03 | Comment(0) | くるまのしゅうり
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