2013年04月30日

スバル リヤハブベアリング交換

走行中の異音の修理で診断に時間が掛かりましたが無事解決

スバルレガシーアウトバック 型式BP9 走行93000キロ

12ヶ月点検時にも自分自身試運転中にもなにか音がしたような気がするという認識で、ユーザーに「この先、音が大きく鳴り始めるかも」とお伝えしてました。
ただその時はあまりにも音が小さくまた短時間だったため診断まで至らず、原因不明でした。

その後のユーザーから「音がしてる」という報告を受け、診断開始。
けどいつものように一筋縄でいかないのが「異音の診断」。
ユーザーからの情報では、

・朝から走り出しの時にしばらく鳴ってるけどその後収まる。

・鳴ってる時間がだんだん長くなってきたけど、暖かい日は短い。

・一旦収まるとだいたいそのあとは大丈夫。

とのこと。

これもそれまでにいろいろ情報交換をさせてもらってだいたい整理したのが上の情報。
それまでレガシーの場合4WD車なのでタイヤの減り具合とか位置とかで音が出たりするので、位置替えをし直してみたり、デフオイルを交換したりして、音の原因を消去法で絞り込んでいき、ユーザー情報を加え、お休みの日に一緒に同乗してもらって走ったりしました。

それでわかったことは、音が収まったあとでも車が車線変更する時みたいな遠心力の掛かり方をしたときに音がでかくなるということ。



ぴかっ!!

整備の神様(笑)が降りてきてくれました。
耳元で「ハブ(車軸)のベアリング、それも右後ろ・・・・・たぶん(笑)」と聞こえました。


あくまでも神様も「たぶん」といってますのでまあとりあえず交換してみましょう。
診断のための消去法の原則です。




まずはリフトアップ

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さて右後ろの車軸のナットを取り外し。

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ブレーキまわりを分解。

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ブレーキローターが固着してるので取り外し用の穴にボルトをねじ込んで浮かして外します。

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この車のサイドブレーキ(駐車ブレーキ)はローターの中にあります。
戻し忘れて走るとこのブレーキシューがあっと言う間に摩耗してしまいます。

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ベアリングは見えてる白いボルト×4本で外れます。

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ボルトを緩めて車軸のシャフトを押し込めばベアリングユニット分離。
色でわかりますが右側が新品、左が使用済み。
車種によってはベアリングだけを交換したりしますがこの車は非分解の構造なのでひとかたまりの交換です。

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といわけで新品を取り付け、分解した部分を復元していきます。

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こういう狭いところのボルトを締め付けるときに使うソケットレンチの延長棒。
こういう風にチョット傾いてくれるだけで作業性10倍です。
これ考えた人 えらい!!

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それはさておきブレーキ復元。

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というわけでホイルを取付リフトから降ろして試運転。
走行開始から気になる音は聞こえません。
しばらく走って、いつもの試運転コース(汐見埠頭あたり)で左右に車を振っても音は出ません。

ひょっとしてこれで大丈夫なんと違う?と一人ニヤニヤ・・・・



ユーザーにお返しして、数日後「音は止まりました」とメールを頂きました。
一件落着。



ま、理想をいうと左側のベアリングも同じだけ使用してるわけですからこのあたりの部品は左右同時交換が原則です。
ただハブベアリングの場合消耗も原因なら、駐車場の輪留めなどに継続的にぶつけるのも音の原因となります。
たった1回激しくぶつけただけでその後ベアリングから音が出たときもあります。
そういう観点も含めてユーザーさんと相談して今回は右側だけの交換で作業終了です。



車の足回りって鶴の足みたいに図体の割には細くて弱々しいものです。
1〜2トンある物体を輪留めにガン!ってえ当てるとそりゃどこか痛みますよ。


輪留めに当てて止まるまでバック、は避けましょうね。
度重なれば決していい結果は産みません。
自分としては

「輪留めには寸止め」

が、かっこいい駐車の仕方、だと思いますよ。





posted by てんちょー at 05:00 | Comment(0) | くるまのしゅうり
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