2013年05月13日

通販型保険、宣伝のからくり

ラジオで流れる通販型保険のCM。聞いてると新しい発見がある。

通販型保険のラジオコマーシャルで最近とても耳に付くというか、そうなんやな〜、と思うのがチューリッヒ。
決して保険内容とか金額に発見があるのではなく、ドラマ風仕立ての会話の内容。


父親 : おまえに家業以外に引き継いでもらいたいものがある。

息子 : 家業以外に何かあるのですか?

父親 : 今まで貯めておった保険の無事故割引きを引き継いでもらいたい。

息子 : なんとそんな大事なモノまで引き継がせて頂けるのですか?

父親 : チューリッヒ保険なら親子間で無事故割引きの権利が引き継げるのじゃ

息子 : それほど大事なモノまで・・・・ありがとうございます!!


と、正確ではありませんがそんなようなことをやってます。



ここでとても気になるのがチューリッヒ保険でないと事故割引きを引き継げないようなセリフ回しにしてるところ。

はっきり言って、親子間というか同居してる親族は決まった範囲であれば、保険の契約を譲渡できると言うことは、「自動車保険のルール」であってチューリッヒ保険独自の制度ではないということ。
我々業界人であれば

「そんなこと常識であって取り立てて言うことでも無いのに、よくも自分とこだけ、みたいなぎりぎりなこと言うなあ」

という感触です。



もう一つは、アクサ保険のラジオコマーシャル。

「アクサ保険は自動車保険料の月々の分割払いができるんですよ」

とラジオでやってます。
いかにも「アクサ保険ならではのサービス」と言わんばかりの雰囲気で声優さんが盛り上げます。
保険の知識が少ない人なら「へえそうなんやな〜、俺の入ってる保険はそんな説明聞いたことないからあかんのやろうな」、と納得することうけあいです。

保険料の分割払いは少なくとも自分が物心ついた頃からちゃんと確立された保険のルールです。
改めて聞くと「すごい便利な制度」と思わせますね。



ちょっと前なら「安い保険」というのを前面に押し出したコマーシャルばっかりやってましたが、ある領域から伸び悩んでるのでしょう。
こういう「新手」を使ってさらなる発展を目指してます。



レッカーサービスそうです。
ある時期以降であればどんな自動車保険にもほとんど付いてたサービスなのですが、ソニー損保が「ソニーなら無料のレッカーサービスが付いてます」と、コマーシャルでぶち上げたわけです。
その時に、「レッカーサービスが付いてるのはソニーだけ」、と思わせることに成功して売り上げが伸びたというからくりがありました。



でもこれって今のマーケッティングというか「印象操作」で商売できる大きな流れの一部なんやろうなあ、と思います。
取り立ててどうでも良いことを大げさに言うとなにか新発見したような気持ちにさせることができるんですね。



業界内では「こんなことは普通のこと」ということも視点を内側からでなく、外側から見るようにしないと、せっかく築き上げた自分とこのアピールポイントを伝えきれないでやり過ごされてしまうのです。
当店でも内部的にはいたって普通のことをしてても、お客さんに「へえ、そういうふうにやるんや」と感動されたりします。
ここに商売のアピールポイントがあるんでしょう。


これは業界外の人に協力してもらうのが一番です。
内部に居るとなにが「目から鱗」なのかは見つけられませんからね。
どこが鱗なのか指摘し合えたら最高のアドバイスかもしれません。





posted by てんちょー at 05:00 | Comment(0) | くるまのしゅうり
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